駐日南部アフリカ開発共同体(SADC)外交団による上川外務大臣表敬

12月1日、午後3時から約45分間、上川陽子外務大臣は、南部アフリカ開発共同体(Southern African Development Community(SADC))諸国の駐日大使による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川大臣から、南部アフリカ各国の駐日大使が日頃から日本との関係強化に尽力していることに敬意を表した上で、日本と南部アフリカ諸国は様々な課題に共に取り組んでいく重要なパートナーであり、長年の信頼関係に基づき、経済分野を含め、多岐にわたる分野で関係を一層発展させていきたいと述べました。
  2. これに対し、駐日SADC外交団長のジョゼ・マリア・ダ・シルヴァ・ヴィエイラ・デ・モライス駐日モザンビーク共和国大使(H.E. Mr. José Maria da Silva Vieira de MORAIS, Ambassador of the Republic of Mozambique to Japan and Dean of the SADC Diplomatic Missions to Japan)からは、上川大臣の就任への祝意が示された上で、日本が南部アフリカの発展において果たす役割に対する高い評価と感謝の念が述べられ、今後も日本からの投資の増大や人材育成の強化を含め、日・南部アフリカ諸国間の関係を多角的に発展させていきたいとの発言がありました。また、他の各国大使からも、二国間関係の強化とともに、南部アフリカ地域と日本との経済関係の強化を希望する旨発言がありました。 
  3. 上川大臣から、今後も駐日大使との良好な対話を継続させ、JICAや経団連等の関連団体の一層の関与も得ながら、来年に東京で開催予定のTICAD閣僚会議や2025年に横浜で開催予定のTICAD9に向け、バイ及びマルチの双方の文脈で、若者を中心とした人材育成や法の支配、水問題などの分野で一層緊密に連携していきたい旨述べました。

(参考1)南部アフリカ開発共同体(Southern African Development Community(SADC))

 南部アフリカ16か国(タンザニア、ザンビア、ボツワナ、モザンビーク、アンゴラ、ジンバブエ、レソト、エスワティニ、マラウイ、ナミビア、南ア、モーリシャス、コンゴ(民)、マダガスカル、セーシェル、コモロ)が加盟。域内の平和・安全保障、政治、開発と貧困削減分野の協力を通じて地域経済統合を目差す。本部事務局はハボローネ(ボツワナ)に置かれる。

(参考2)参加した駐日大使の内訳

 モザンビーク(駐日SADC外交団長)、レソト、ナミビア、南アフリカ、タンザニア、マラウイ、ジンバブエ、ザンビア、アンゴラ、コンゴ(民)、マダガスカル(臨時代理大使)、ボツワナ(臨時代理大使)(計12名)

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